フランス料理店・ポワン・ドゥ・デパーPoint de depart
普段あまりお話できないような、 私達のお料理やお店に対する考え方 などを、今までにあった出来事 なども交えながら、色々と書いていこうと思っております。 なかなか、ご理解頂けない事も、 あるかと思いますが、面白おかしくご覧いただけたら幸いです。
『新登場・ドーバーソールと北海道産タラバガニのパイ包み焼き・ タラバガニのジュースを入れたブールブランソース』
先週より、新登場中のドーバーソールと・北海道産タラバ蟹のパイ包み焼き 今週は、こちらのお料理をご紹介致します。 まず、ドーバーソールとは、どう言う物か、と言いますと、 その名の通り、 ドーバー海峡で取れた高級舌平目でして フレッシュの、大きい物になりますと、えっこれって、本当に平目? と思う位、身が厚く、 非常に肉質がしっかりとした お魚でございます。今回は、こちらをムース状にした物と タラバガニの身をたっぷりと、ほぐし入れた アパレイユを、ドーバーソールの身で包み、更に焼き上げた時に、 中のアパレイユから出てくるジュースで パイ生地が、ベチャベチャにならないよう、キャベツで包み シェフご自慢の無塩バターをたっぷりと丁寧に織り込んだ パイ生地で包み上げたパイ包み。 表面には卵黄を塗り、しっかりと焼き色がつくまで焼き上げております。 とっても贅沢な、香り高いパイ料理です。是非1度お試し下さい。 ちなみに、私は、個人的に、シェフがパイの表面に包丁で入れていく 線と言うか、柄が、焼き上がった時に、綺麗に浮かびあがってくるのが とってもお気に入りで、いつもお皿を運びながら、ジーと眺めています。 皆様も、こちらのお料理を召し上がる機会がございましたら 是非、召し上がる前にジーと見てみて下さいな。 そうそう、それから、今回このお料理には、先日このコーナーでご紹介した ブールブラン ソースを使っておりますので、 こちらのソースに、ご興味のある方も、 今がチャンスですぞ。 それでは、今週は、この辺で 追伸・最近、お米から造られる焼酎を飲む機会が何度かあり、 中でも、菊姫の山田錦で造った焼酎は、これを焼酎と呼んでしまってよいのか? と言うほど、コクと旨みがあって、ビックリしました、それと同時に 私の頭の中に、浮かんだのが、、 オードヴィー、個人的には、この2つって似ている様に思うのですが、 そう思うのは、私だけかしら? そうそう、それから、当店ではドライシェリーは昔からアルマセニスタ社の アモンティリヤード10分の1を使っているのだが、 これも試飲する度に、これって年代物の紹興酒の香りと味に似てるようなー と思ってしまうのですが・・・これも、そう思うのは私だけかしら? ちなみに、ポルト酒は個人的にはラモスピント社の物が 非常にお気に入りでございます。 がしかし、只今20年物が売り切れてしまい、もう、入荷する予定が ないそうなので、 30年物を注文中。 30年物を試飲出来るのは、とっても楽しみなのですが、 値段が4千円位高いのが、玉に瑕。 いつも、ポルト酒をご注文頂くお客様、本当にすみません、 11月より、ポルト酒は すこーしだけ値上となります。 それから、先週より季節のフロマージュ、バシュランモンドールと 客様の目の前でクルクルと削ると、コクのあるチーズ、 テッドドモアンヌ が登場中です。 どちらも、とっても薦めですので、是非食後に召し上がってみてください。
■2006 1/1(日)2006・新年
■2005 5/2(月)ポワン・ドゥ・デパーオリジナル大人の為のロールケーキ