フランス料理店・ポワン・ドゥ・デパー Point de départ
普段あまりお話できないような 私達のお料理やお店に対する考え方 などを、今までにあった出来事 なども交えながら、色々と書いていこうと思っております。 なかなか、ご理解頂けない事も、 あるかと思いますが、面白おかしくご覧いただけたら幸いです。
『雷鳥始まりましたよ〜&セップ茸のラビオリが登場』
今年は、ちょっぴり早めですが、いよいよジビエが登場致しました。 まず、一番手に登場のジビエは雷鳥さんです。 雷鳥は出てくるのも早いのですが、終わるのも非常に早く、今の時点では あまり 正確な事は言えませんが、 大体毎年10月末位には 終了となっております。 また、年々入荷する量も減っておりますので、ご希望の方は、なるべく早めにご来店 頂けます様お願い申し上げます。 なお、その日の入荷状況などについては、お店の方に直接お問い合わせ下さい。 それから、価格の方なのですが、 コース料理の、メインとしてご注文頂く場合は、コース料金にプラス¥1500 加算される事となります。アラカルトの場合は一皿¥5800となります。 予めご了承下さい。 ちなみに、私も早速上の写真の2週間前に初入荷したスコットランド産の雷鳥の 温製テリーヌ仕立て・内臓のソースを試食したんですが、 今回は、2週間熟成させた割には、肉質自体は非常に若い感じで食べ易かったです。 しかーし、香りはやはり若くても独特なスモークを掛けたような香りが 鼻に抜けて、あー今年もジビエの時期が来たなーと実感できました。アハ と言う事で、皆様も是非この機会に独特なスモーキーな香りと苦味のある 肉質 を持つ貴重な雷鳥さんをお楽しみ下さいませ。 それから、忘れる所でしたが、今週から蛤のラビオリに代わって 季節のセップ茸<イタリアで言うボルチーニ> のラビオリが登場致します。 こちらも雷鳥共々、お楽しみ下さい。 追伸・昨日、阿佐ヶ谷時代からお付き合いのあるお客様が、 フランスに行って来たからと言って、大雨の降る中をわざわざシコレを5袋 <とっても重いんですよ>、と、ボワシエさんの花びら型の綺麗なチョコレイトを 届けてくださった、そして「私が、帰り際に雨の中を本当にすみませんでした言うと、 そのお客様は、笑顔で「こんな事ぐらい、長い付き合いじゃないですか」と答えてくださり 何だか私、その暖かい言葉に久しぶりにジーンときてしまいました。 ウメちゃんの奥様、本当にお心遣い有難うございます。(我々2人の間では勝手に、ご主人をウメちゃんと呼ばせて頂いております。すみません、オホ) それから、ロシアに行かれていたお客様 からは、新鮮なキャビアベルーガが買えたから ちょっと 味見してみないと、生まれて初めてベルーガと言う物を味見させて頂けたり 同業者のラブレーのオーナー山田さんからは 龍天門さんの、限定販売の月餅を差し入れして頂いたり、 本当に、皆様の暖かいお気持ちには、感謝してもしきれないほどです。 この場を借りまして、心よりお礼を申し上げます。 それから今週は、久しぶりに昔ニューヨークでお世話にったお客様が 仕事で日本に来たからと言って、食事に来てくれたりして、 改めて、皆様の気持ちに応えられる様、頑張らなくてはと言う気持ちになれた1週間でした。 それでは、また
■2006 1/1(日)2006・新年
■2005 5/2(月)ポワン・ドゥ・デパーオリジナル大人の為のロールケーキ