フランス料理店・ポワン・ドゥ・デパー Point de départ
普段あまりお話できないような 私達のお料理やお店に対する考え方 などを、今までにあった出来事 なども交えながら、色々と書いていこうと思っております。 なかなか、ご理解頂けない事も、 あるかと思いますが、面白おかしくご覧いただけたら幸いです。
『2009年版のアンコウのブイヤベース始まりましたよ〜』
先週のバレンタイン、皆様楽しく過ごされましたか? ちなみに家のシェフは、今年はお客様から『義理です』と言われながらも(笑) 何だか色々と チョコレイトをもらえたので、とっても嬉しそうでしたよ。 毎日仕事が終わった後に、ニヤニヤしながら少しづつ頂いております、 お心遣い本当に有難うございました。 とこの話は、また後でにして今週は2月10日から登場致しました2009年版 アンコウのブイヤベース仕立てのお話をしますね、 今回は、色々と試作した結果、アンコウを丸ごと使って 焼く・蒸す・揚げるの3種の調理法でブイヤベースに仕立てる事にしました。 まず、焼くに関しては、アンコウの身を使い、 ある程度水分を抜いた身を一口大に切り、その上に北海道産のメカブ・ 能登の手摘み岩海苔とアンコウのヒレの下の部分の身を細かくした物と ガーリックピューレを合せた物を塗りソテー(焼く)しました。 個人的には海の香がする具材になっていると思います。 それから、蒸すに関しては、アンコウの肝の部分を使いました。 こちらは、牛乳に少しつけたアンキモを一旦蒸し器で蒸し、冷やしてから、 小さなサイコロ状に切り、それを北海道産のユリネとホタテ貝・海老のムースを 合せた物の中に忍ばせ蒸し器で蒸し、フワッとした食感やユリネや貝類から出る 甘味と肝の濃厚な感じをお楽しみ頂ければと思い作りました。 そして最後に揚げるについては、シェフは前々から1度ライスペーパーを 使って見たいと言う希望があった為、今回初めてこちらを使い アンコウの胃袋や腸・皮の部分を細かく切り筍や長ネギと合せた物を巻き、 低温でゆっくりと揚げて、パリパリモチモチとした食感を楽しんで頂けるように 仕上げてみました。感じ方は人それぞれ違うと思いますが、 より多くの方に楽しんで頂ければ幸いです。 是非、今年もアンコウの骨やオマールの頭を使い、肝を溶き入れた 深みのある味わいのスープと共にお楽しみ下さい。 追伸・最近起きたショックな出来事 先日お客様から頂いたアニマルチョコ(中には可愛らしい 豚さんや熊さんなど入っていたのですが、) なっなんと私が一番大事に取って置いた パンダさんチョコが、ある日突然 無残にもなくなっており、シェフに尋ねてみると、『残ってたからいらないと思って』 ですって、まったく失礼な話です。という事でこれからは家では好きな物から 食べると言う事を 学びましたよ〜。トホホ そうそう、下の写真の一番右端のしみチョコと言うかりんとうのチョコ、 とっても面白くて、癖になる食感と味でした、それからアオキさんの 抹茶チョコはとてもまろやかで優しいお味でした。そして となりのエヴァン様は、 ハートの柄が可愛らしく味はやっぱり間違いないと言う感じでございましたよ〜。 皆様、本当に有難うございました。
■2006 1/1(日)2006・新年
■2005 5/2(月)ポワン・ドゥ・デパーオリジナル大人の為のロールケーキ