フランス料理店・ポワン・ドゥ・デパー Point de départ
普段あまりお話できないような 私達のお料理やお店に対する考え方 などを、今までにあった出来事 なども交えながら、色々と書いていこうと思っております。 なかなか、ご理解頂けない事も、 あるかと思いますが、面白おかしくご覧いただけたら幸いです。
『 シェフ・サバと格闘の巻』
あっと言う間に秋も深まり、あと1ヶ月もすると、紅葉が綺麗に 見られる時期が到来ですね、楽しみ楽しみ、と言っても、その時期に 遊びに行けるはずもなく・・・1年中働きマン状態の私です。トホホ〜 でも、きっといつか報われるわーと思いつつ頑張っております。 そうそう、話はいきなり変わりますが、よくお客様に、お二人はいつも一緒に居てケンカ しませんか?などと質問される事が多いのですが、 当店は基本的に料理や調理に関する事は シェフの担当、その他の仕入れや経理・雑用は私の担当で、 それぞれ、自分の仕事は責任を持って、坦々とこなす為、 1日中一緒に居ると言っても、食事は基本的に一緒に食べるのは 1日1回ぐらいで、後はそれぞれが仕事の区切りがいいところで、 好きなように作って食べると言うのが基本スタイルでして、 ですから、あまりお互い一緒に居ても干渉しないんですよね<笑> がしかし、それがもしかすると長持ちする秘訣かもしれませんね、 それなので 普段夜中に仕込みをしているシェフが、何を食べているかは ??な時が多く先週も、夜中の3時位に自宅で食事をしていたら突然シェフから電話が 掛かってきて、『サ、サバにやられたの一言』一体何事かと思えば、 何やら、私の知らない所でサバを仕入れ、お酢で〆ずに、塩のみでマリネし、 自分だけ、夜中におまかないで食べていた所、その直後に いきなり、全身が痒くなり、鏡を見たら、あら大変、ジッジンマシンが・・・と言う状態で 私にお助けコールを掛けてきた様なのですが、食いしん坊&鬼嫁の私としては、 おいおい自分だけこっそり食べておいてそれはないだろーという事で、 冷たく一言『慈恵医大の救急に行くべし』 と伝えたのですが、 一応、そのアドバイスは適切だったようで、シェフはいつものように救急の所で 点滴を1本打ってもらい、おまけに疲れていたので、ちょっぴり熟睡させて頂き お店に帰宅したそうです。本当にお医者さんとは切っても切れない仲の シェフなのですな。オホホホ という事で今週はそろそろ始まるお正月用テイクアウト商品の 申込用紙を作るべくお仕事に 戻ります。また来週 追伸・先週記念日で再訪して下さった早川様、今年はもう一つ嬉しい報告が 聞けてシェフも私もとっても楽しかったです。これから寒くなりますので、 お体にはくれぐれも気をつけて、また嬉しい報告をお待ちしております。 それから、林さんお手紙有難うございます、ウインザー洞爺に行った際は 是非お顔を拝見できればと思っております、来年のサミットも頑張って下さいね。
■2006 1/1(日)2006・新年
■2005 5/2(月)ポワン・ドゥ・デパーオリジナル大人の為のロールケーキ