フランス料理店・ポワン・ドゥ・デパー Point de départ
普段あまりお話できないような 私達のお料理やお店に対する考え方 などを、今までにあった出来事 なども交えながら、色々と書いていこうと思っております。 なかなか、ご理解頂けない事も、 あるかと思いますが、面白おかしくご覧いただけたら幸いです。
『夏が旬のオクラのリゾット&フォワグラのポワレのご紹介』
まず始めに、今週は何だか色々とバタバタしてしまい、 更新が出来なかった事を深くお詫び申し上げます。 また、当初予定しておりました、鮎のテリーヌと ブリオッシュの造り方については、只今ソフトの調子が非常に悪いので、 改めて近日中にこのホームページのトップページの、前にアンコウの作り方を 紹介させて頂いたページにアップいたしますので、もう少々お待ち下さいませ。 それから、先週の当店の12周年に伴い色々とお祝いのメッセージを 頂いたお客様並びにお店に遊びに入らして頂きましたお客様へ、 この場を借りまして心よりお礼を申し上げます。 それでは、今週は、新登場のオクラのリゾット・ フォワグラのポワレ添えの紹介をさせて頂きます。 あっとその前に先週放送されましたBS朝日ご覧になって頂けましたか? 私達はまだ拝見してないんですが、ご覧頂いたお客様から感想だけは ちらほらと聞いているのですがねーーー・・・大丈夫かしら?? 今週も水曜22時より22時55分にてリピートオンエアーされるそうなので、 是非先週見れなかったお客様でお時間がある方はご覧になってみてください。 では、改めてここからは新登場のお料理の紹介となります。 まず、オクラは沸騰したお湯に塩を適量入れ茹でるんですが、 オクラを茹でる時のポイントとしては、色を鮮やかに出すのと 適度な食感を持たせる為に必ず茹で上がったオクラは 一旦氷水に入れてからザルにあけ水気を切ってください。 それから、リゾット用のお米の炊き方は、よく質問されるんですが、 当店では1合か2合をサッと水で洗ってからザルにあけ、 水気を切り鍋にバターとニンニクのみじん切りと玉葱のみじん切りと エルブプロバンスを入れよーくソテーした中に、先程のお米を入れ、 お米と同量のチキンブイヨンを入れて一旦沸騰させてから蓋をして、 オーブンで炊き上げます。お米に芯が残るぐらいの硬さに炊き上がったら、 それ以上熱が加わって、お米が柔らかくならない様、 素早くバットに広げて冷まします。 当店では、これを、オーダーが入った後に再度適量鍋に入れ オクラをある程度の大きさに輪切りにした物と チキンブイヨンと合せて火を入れ塩胡椒で味を調えてお出ししています。 次に、フォワグラのポワレですが、こちらも よく焼き方について お客様から質問されるんですが、ご家庭でも調理場でも同じく、 適当な厚さ<約1cm位>に切ったフォワグラを両面よく塩胡椒した後で、 テフロンのフライパンで強火で素早く焼くのがポイントです。 よく粉をつけたりする場合もありますが、 これは別に付けても付けなくても大丈夫です。 ある程度、両面焼き色がつき、フォワグラの真ん中の部分を 指で触ってみて軟らかくなっていたら、 ペーパータオルに置いて余計な脂を取り、その後リゾットの上にのせます。 ソースは、通常フォワグラのポワレは甘酸っぱい物と良く合いますので、 今回は杏ジャムと赤ワイン・赤ワインヴィネガーと フォンドヴォーを煮詰めた物を、軽くかけて召し上がって頂いております。 あまりかけ過ぎると、オクラのリゾットの味が消えてしまうので、 普段ならソースはたっぷりかけるのですが、 今回は、あえて少しにしております。 と言う事で、またまた余計なお世話なんですが、 私の試食した感想と致しましては、お米の硬さとオクラのネバネバ感と フォワグラの芳ばしい香りが非常に印象的な1品でした。 是非、皆様もこのオクラさんのネバネバパワーで、 夏バテ防止?してみませんか。 追伸・先週まで、もの凄く酷かったシェフの汗疹も、今週の涼しさで、 大分良くなりましたが・・・そろそろ海につ入れていかないと駄目かしら? アハ 今週は、お客様とダイビングの話で盛り上がってしまい やっぱり1度はカメと一緒に泳いでみたいなーと思った今日この頃です。
■2006 1/1(日)2006・新年
■2005 5/2(月)ポワン・ドゥ・デパーオリジナル大人の為のロールケーキ