フランス料理店・ポワン・ドゥ・デパー Point de départ
普段あまりお話できないような 私達のお料理やお店に対する考え方 などを、今までにあった出来事 なども交えながら、色々と書いていこうと思っております。 なかなか、ご理解頂けない事も、 あるかと思いますが、面白おかしくご覧いただけたら幸いです。
『無駄のないボディー・アンコウを楽しもうの巻』
先週は、お雛祭り、お客様のブログなどを拝見していても、 今年は皆様それぞれに、お雛祭りを楽しまれた方が多かったようですね、 当店も、先週は金・土と女性の方々のパワーのお陰様か、 お友達を誘って遊びに入らして下さった方々で 満席となり、シェフも私も大変 嬉しく、企画した甲斐がございました。本当に有難うございます。 これからも、色々と 企画を考えて、皆様と共に、もっとレストランをそして食事を 楽しんで頂けるような場を作っていければ、と思っておりますので、 どうぞよろしくお願い致します。 それから、今週はアンコウのお話の前に、当店の掲示板について、少しお話いたします。 先週位から、もうお気づきの方も多い事と思いますが、当店の掲示板が、 色々と荒らされてしまっており、せっかく温かいコメントを下さった 方々、 そして、いつもご覧頂いているお客様方には、本当に申し訳なく思っております 只今、私の方でも、出来る限りの対策が出来るよう色々と検討しておりますので、 それまでは、掲示されているアドレスなどには、くれぐれもクリックしないようにして下さい。 それにしても、自分が例え休みがなくとも、睡眠時間がなくとも、 一生懸命4年間お客様と一緒に作り上げてきた大切な物が、 いたずらされているのを見ると、何だか切なくなりますね。 と、この話はこの辺にして、今週も元気よく無駄のないボディーーのアンコウさん を使った、当店オリジナルブイヤベース をご紹介、 こちらは先週から期間限定で始まっているので、 もう既に、この画面を見ながら、『私 、これ食べたわー』なんて、言ってくれている 方もいらっしゃるかも知れませんが、今年は10キロ以上の大物のアンコウが北海道から 入荷しており、こちらの総ての部位を、シェフが色々と研究し、皆様に楽しんで頂ける様な 形にアレンジして作り上げた1品で、まず肝は予め下処理(血抜き)をしムース状にし 蒸し上げた後上に焼き色をつけてございます、それから 胃袋や腸・皮の部分は、骨の周りについている身をこそぎ取ったものを繋ぎにし ハンバーグの様な形にしてソテーします、こちらはゼラチン質で、とても食感があり、 人気なんですよ、それからアンコウの身の部分は水分が多い為、 予めピチットシートで、ある程度無駄な水分を抜き、その上にアンコウと茸を ミンチ状にした物を塗り、アクセントにカレー風味の衣を付けてフライの様に揚げております その他、アン肝は、もう1種類蒸し上げた後、2センチ位の厚さにスライスし、 粉を付けてサッと揚げた物を添えてございます。最後に骨は素揚げし、ミニリゾット と共にお出ししております。 スープはアンコウの身と骨、それえからオマールでとった スープにあん肝を溶いて入れた風味豊かでコクのある御出汁です。 具材はそれぞれ、食感が 違いますので、是非この風味豊かで、コクのあるスープと 共に、無駄のないボディーのアンコウさんを丸ごと満喫してくださいませ。 あっ、それからホワイトアスパラガスも入荷しておりまーす。とってもお薦めですよ。 追伸・トップページの春らしいイメージのお花は、先週お雛祭り用に ゴトウ花店さんで生けて頂いた物です、桜や菜の花、ピーチインシーズンと言う ダリアが、とってもステキだったので、早速アップしてみました。 それから、先週当店のチビッ子のお客様花ちゃんが、ちょっぴり年上のお友達 が希望中学に合格したと言う事で、お祝いの食事会で当店に来てくれたんですが その時に、お土産にくれた国立新美術館のミュウジアムショップで 販売されている芸術家の顔入り 金太郎飴の様な物が、とっても可愛らしく お洒落だったので、下にアップしてみました。 それから、阿佐ヶ谷時代から通ってくださっているお客様で、 今はお仕事の関係で、京都に住んでいるお客様から頂いた帽子の形をした 山田松香木店さんのバナナに似た香りを持つバショウ科に属する アバカと言う植物で作られた、とってもステキな自然素材の香飾りも アップしてみました。 安原様、花ちゃん、お心遣い有難うございます。
■2006 1/1(日)2006・新年
■2005 5/2(月)ポワン・ドゥ・デパーオリジナル大人の為のロールケーキ