フランス料理店・ポワン・ドゥ・デパー Point de départ
普段あまりお話できないような 私達のお料理やお店に対する考え方 などを、今までにあった出来事 なども交えながら、色々と書いていこうと思っております。 なかなか、ご理解頂けない事も、 あるかと思いますが、面白おかしくご覧いただけたら幸いです。
『 秋の新メニューのご紹介』
いやー本当にお待たせ致しました、 ここのところ、何だかバタバタとしておりまして、やっと本日シェフに 協力して頂いて、新メニューのフランス産セップ茸とレンコンのラビオリと フランス・ラカン産ホロホロ鶏のファルシ・クレピネット包みの写真をアップする事が 出来ました。毎日、今か今かと覗いていてくださった皆様、本当にお待たせしましたーー。 と言う事で、早速お料理の説明を、 まずフランス・ラカン産ホロホロ鶏のファルシ・クレピネット包みの方から、 こちらは、フランスのラカンと言う場所で、特別に飼育されたホロホロ鶏のキュイス<腿> の部分に 、ホロホロ鶏の胸の部分のお肉と、もち米と茸を詰め、その周りをクレピネットと言う網脂で包み、ローストしたお料理です。ラカン産のホロホロ鶏は非常に肉質がしっかりとしており、香りも豊か、肉自体の持つ味も通常の物と比べると、明らかに濃いです。 しかし、これはどの食材にも共通するのですが、良い物ほど、味と言うのは上品に感じる 事が多く、この食材は、まさしくそんな感じです、とても優しい味がします。 ですから、ジビエのような感覚でオーダーされると、まったく違う印象を感じると思いますよ。 それから、このお料理のソースは、ホロホロ鶏の骨をローストした中に白ワインを加え、 よく煮詰めた中へ水を加え更によく煮詰め、それをパッセ<濾す>し、フォンドヴォーを 加えて、更によーく 煮詰めた非常に丁寧な優しい味のするソースとなっております。 そして、もう1品、フランス産・セップ茸とレンコンのラビオリ・セップ茸のピューレのソース、 こちらは、シェフがいつも料理を考える時に大切にしている、香りと味と食感・喉越し、 口に含んだ時の食材のバランスを考えに考えて作り上げた1品です。 ですから、無駄な食材は一切組み合わせず、シンプルに季節の香り高いセップ茸、 こちらを、ソテーした物と、日本で、この時期良く出てくる食感が豊かなレンコンを、 軽くボイルし、ソテーした物をロボクープにかけ、 セップ茸をソテーした物と共に、 自家製の、つるんとした食感のあるオリジナルの生地で 包み蒸した お料理です。そしてソースは、セップ茸のピューレにブイヨンを加えただけの 非常にヘルシーでシンプルなソース、しかーし味はとっても濃厚なんですよ。 それなので、よくお客様に『このソースってクリームが入ってますか?』 と質問されてしまうのですが、 このソースには、クリームやバターは、一切 使用しておりませんのですよ、オホホホホ それから、上の写真に写っている、粉のような物は、 自家製のセップ茸を乾燥させた、とっても贅沢なお粉さんなんです。 私は、今回このラビオリとシャンパンを合せて試食してみたのですが、 個人的感想といたしましては、濃厚な茸のソースがシャンパンのほど良い泡と酸によって 一旦パッと口の中で消える感覚が 非常に面白く、シャンパンとラビオリと言うのも、 意外と楽しい組み合わせだなーと新発見、 皆様も是非機会がございましたらトライしてみて下さいね。 それから、今週から、野生のフランス産青首鴨の ロースト・内臓のソースが登場 こちらは、夜のコースのメインとしてオーダーされた場合は、 4分の1羽サイズでプラス¥1000 2分の1羽サイズの場合はプラス¥2000 アラカルトの場合は2分の1羽で一皿¥4800となります。 是非、ジビエ好きの方はお試し下さい。 なお、雷鳥に関しましては、もうそろそろ終了となります。 ご希望のお客様は、お早めにご来店下さいね、それではまた。 追伸・ 川又様、先日はお心遣い有難うございました。 お店の為に、大事に使わせていただきますね。 それから、10月20日にご来店下さった早川様、帰られた後に気付いたのですが、 今年で、3年連続同じ日に入らして下さってますよね、有難うございます。 確か、昨年はお仕事がなかなか終わらなくて大変だったんですよね、 私も、最近年のせいか(笑)非常に記憶力が衰えておりますので。 もし、お誕生日など記念日でしたら遠慮なく、ご予約の際におっしゃってくださいね。 それでは、またお会い出来るのを楽しみにしております。
■2006 1/1(日)2006・新年
■2005 5/2(月)ポワン・ドゥ・デパーオリジナル大人の為のロールケーキ