フランス料理店・ポワン・ドゥ・デパー Point de départ
普段あまりお話できないような 私達のお料理やお店に対する考え方 などを、今までにあった出来事 なども交えながら、色々と書いていこうと思っております。 なかなか、ご理解頂けない事も、 あるかと思いますが、面白おかしくご覧いただけたら幸いです。
『2009年・新メニューのご紹介』
大変お待たせを致しましたが、先週より新メニューが3品登場となりました。 まず、冷前菜はシェフが大好きなアイテムタコさんです、 こちらの食材は、当店のメニューには必ず年に1度は登場する 北海道産の真ダコを使用し、大根と共にサッと(と言っても15分ぐらい) 茹で上げた食感豊かな物と、同じく大根とブイヨン(鳥と牛の)でゆっくりコトコト 柔らかく煮た柔らか煮(こちらは煮上がったらそのままブイヨンの中で冷やし固め ブイヨンは煮凝り風 に盛り付けて使用します)の2種を季節の色とりどりの有機野菜と 共に召し上がって頂く1品です。 そして温前菜は、毛蟹を使った物で、毛蟹を茹でた後身を丁寧に取り出し、 ゆっくりとオーブンで乾燥させた物を粉末状にし、シェフお得意の自家製手打ち麺 (セモリナ粉は使用しておりません)に混ぜて打ち、蟹の身をピューレ状にし そのゆで汁とクリームをほんの少々加えたソースと、蟹の殻を漬け込んだ 自家製オイルをふり掛け、更に上に蟹を蒸した物と乾燥させた物を添えた 蟹好きには堪らない1品です。 それから、最後は、内臓第一弾としてまずは牛の内臓だけそれもヘルシーで 淡白な味の 物だけをあえて選んで作ったポトフです。 こちらは、牛のコリコリ(ハツ元)・トリップ(胃袋)・モツ(小腸)・アキレス腱を コンソメ仕立てのポトフに仕上げ、それぞれの食感をダイレクトに楽しんで頂けるように 下処理だけきちんとし、後はシンプルに日本人だったらこう言う味と香にホッとし 幸せな気分になるのでは?と言うコンセプトで、柚子と柚子胡椒も初めて使用してみました また、牛のモツ(小腸)は豚に比べて内側の部分に非常に脂が多いので、こちらはある程度 残して余分な分は取って使用しております。 そうそう、このお料理に欠かせない長崎産の柚子胡椒なのですが、 こちらは、お客様から教えて頂いた物なんですが、今回この他にも色々な所から 取り寄せてみた結果、とても味・香共にバランスが良く辛すぎず、 とてもお薦めです、教えて下さったお客様にこの場を借りましてお礼を申し上げます。 是非、ご興味のある方は、一度こちらのお料理をトライしてみて下さいね。 それでは、今週はこの辺で、後で下に写真をアップしますのでお楽しみに。 追伸・先週の休みに久しぶりに荻窪に鍼灸をしに行ったおかげか 体が軽くて肩こりもどこえやら?恐るべしパワーですな。オホホホ 個人的お礼 ・・・それから大変遅くなりましたが、お正月に美味しい明太子を届けて 下さっ芹澤様、有難うございました。それから北海道のお土産を届けて下さった 勝矢様そしてケリーちゃん、それから柚子胡椒を届けて下さった田邊様、 それから可愛らしい干支のマグカップを届けて下さった井上様、 それから、パンダグッツを届けて下さった佐々木様 それから 先日シェフのお誕生日に素敵なシャンパンを届けて下さった山田先生、 本当にいつも有難うございます。 この場を借りまして、皆様に心よりお礼を申し上げます。
■2006 1/1(日)2006・新年
■2005 5/2(月)ポワン・ドゥ・デパーオリジナル大人の為のロールケーキ