フランス料理店・ポワン・ドゥ・デパー Point de départ
普段あまりお話できないような 私達のお料理やお店に対する考え方 などを、今までにあった出来事 なども交えながら、色々と書いていこうと思っております。 なかなか、ご理解頂けない事も、 あるかと思いますが、面白おかしくご覧いただけたら幸いです。
『恐るべしチビッ子キッチン&クッキング』
この仕事をしていると、なかなか普段友人とゆっくり会う時間がなく、 今週の休みは、たまたま遠くにいた友人が近くに引っ越してきたと言う事で、 お宅に訪問させて頂いていたのですが、そこで発見したのが、 この下に写真でアップしたリアルなキッチンセット、それもどうみても 家庭用キッチンではなく業務用プロが使うコンベクションオーブンや4つ口の コンロ、それに大小揃っているボールや木製のミキサーやヘラや泡だて器、 それにフライパンや鍋も上の写真の様に、 大人が普通に使えるような、リアルな物で、 思わず、私の方がはしゃいでしまい、3歳児相手に、 「これはコンベクションオーブンと言って パンとかを焼くのよー」とか 「焼く前には、このボッチで温度をまず合せて、それからタイマーよ」 などと始まってしまい、1時間位本気で遊んでしまいました。 友人のお宅には、もう1人小さいお子さんがいらっしゃるので、 今回は 、友人がその下のお子さんを見ている間に お夕飯の支度も一緒に手伝って、食べてから帰ってきたのですが、 その際も、その3歳のお姉ちゃんの方は、もうお料理に興味があるらしく、 私がホウレン草や茎ブロッコリーを茹でる為に洗っていると、 なぜ洗うのかと質問してきたり、一緒にやってみたいと言う事で、 思わず、そこからはチビッ子料理教室を始めてしまった私、 昔から一旦始めると、止まらない性質なんですよね、相手が子供でも 本気で説明している所が、友人には多分相当笑えただろうなと思うのですが、 やっている方としては、チビッ子は大人よりも反応が良いので結構楽しいんですよ それで思わず、ほうれん草を見せて、ホウレン草には土が付いているので まず洗わないといけないのよと説明したり、その後は茎ブロッコリーは、 なぜ茹でるのかと言われ、思わず茎ブロッコリーを触らせてみたり、 一緒に生のままで噛んでみたりして、 「 硬いでしょ、だから一旦この塩を少し入れた沸騰したお湯の中に入れて 柔らかくしないといけないのよ」と教えたり、そこでまたまた一言 多分チビッ子には伝わらないだろうなーと思いつつも、 言わずにはいられない私、「 入れるのはブクブク沸騰してからね」 と付け加えてみたり、その後茹で上がった茎ブロッコリーを冷たい水で 冷やして鮮やかな色に変化し柔らかくなった物を食べさせてみたり、 実に楽しかったですね、そして今回の新発見は3歳児でも、 やっぱり自分が一緒にお手伝いして 作り上げたものが、お皿に盛り付けられると とっても嬉しそうなお顔になるし、「美味しいー」と叫でたべてくれるのは 非常に嬉しいですよね、多分彼女は生だと硬かった茎ブロッコリーが 茹でると柔らかくなり、更に油で炒めると甘みが出ると言う難しい事は 頭では解らなくとも、その時美味しいと感じたり、楽しいと感じる事は 子供の成長にとっては、きっと大事な事なんでしょうね まあ、私的には大人になってそんな事あったかな?程度にでも思い出して頂けたら 幸いですがね (笑)などと思いつつ帰途に着き、またまたお仕事お仕事です。 そうそう今回そのお宅で、頂いたワインがあるから開けてみようと 開けてみたワイン、オーパスワンのヴィンテージ2000マグナムだったのですが、 開けたては甘味が非常にありグレープジュースのような感じだったのですが 1日経ったら、渋みが少し出てきて奥深い複雑な味わいに変化しており、 これまたビックリな印象でした 。 それでは、また来週 追伸・先週シェフは、早々とお客様からピエールエルメのチョコレイトのマカロンを 頂き、嬉しさ余って、またまた1日で食べきってしまい・・・ 私は1個しか食べれませんでした、トホホ。
こちらは、知り合いの方が贈って下さった新潟の大豆入りお煎餅なのですが、焼き立ての物を次の日に送って頂けるみたいで非常に美味しかったです、それから、ピエールエルメさんのマカロンは、シェフがバレンタインで頂いた物です、シェフはバレンタインにチョコレイトを頂けた事に、まず感激しておりました。本当に、有難うございます。
■2006 1/1(日)2006・新年
■2005 5/2(月)ポワン・ドゥ・デパーオリジナル大人の為のロールケーキ